石風呂は、石で組んだ室(むろ)の中で松葉などを燃やし、薬草を敷き詰めるなどして入る蒸し風呂。
阿弥陀寺は、重源が平安末期から鎌倉初期にかけ、東大寺再建のため周防国(山口県)で木材を調達した際に創建。同時に、労役に携わった人たちの病気治療や休養のため一帯に石風呂を造り、「浴湯念仏」の教えを広めたという。
境内の石風呂は地元有志が昭和56年に復元。大小の石を積み、赤土で塗り固めてあり、住民らが月1回石風呂をたき、希望者に入浴の機会を提供していた。
しかし、昨年7月21日に山口県を襲った集中豪雨で、石風呂は約1メートルの高さまで土砂に覆われ、隣接する休憩所も半壊して使用不能に。付近の国重文「湯屋」も、柱や壁が損傷した。
こうした中、8月に入り、檀家(だんか)や有志らが土砂を取り除く活動を始め、11月には重機を入れて岩石などを除去。さらに地元の電気店や大工も協力して休憩所を修理、復旧にこぎつけた。
林寛孝住職(65)は「みなさんのおかげで再開することができ、感謝しています」と話している。
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